皆さんこんにちは。作業療法士の西野です。
「なくて七癖」という言葉があるように、姿勢や体の使い方にはそれぞれ癖があります。長年同じように体を使っていると、本来の望ましい姿勢からずれていってしまいます。本来の望ましい姿勢とは、ニュートラルポジションといって、筋肉をあまり働かせずに済む姿勢です。
筋肉の動きは①縮む・②伸びるの2種類です
最適な長さの筋肉はスムーズに縮むことも伸びることもできます。それに対し、いつも縮んでいる筋肉は、伸びにくいのはもちろん、更に縮むということも大変です。いつも伸ばされている筋肉は、伸びたゴムがあまり縮まないように縮みにくい、また更に伸びるのも大変です。いつも縮んでいる筋肉と伸ばされている筋肉、どちらにとっても過酷な状況と言わざるを得ません。
ではあなたの姿勢はどうでしょうか?
いつも同じ足に体重をかけていませんか?TVの向きにばかり向いていませんか?脚を組む癖はありませんか?左右非対称の動きをするスポーツや楽器演奏をしていませんか?
起きている時の癖は、寝た時の姿勢にも表れ継続していきます。24時間365日同じ癖のまま生きています。癖を完全に治すのは難しいですが、自分にどのような癖があるかを知り、毎日リセットする習慣をつけましょう。
両足の位置がそろっているか、お臍がどちらを向いているか、手はいつも握りっぱなしになっていないかなど、自分の体がどのような状態かチェックする癖をつけましょう。
リハビリでは体の使い方の癖をみつけ、リセットするいい機会になると思います。リハビリ室でお待ちしています。
2025.12.24更新
なくて七癖
投稿者:
2025.11.21更新
目標設定とゴール
こんにちは。
理学療法士の柴田です。
今年も残すは来月(12月)のみですね。
皆様は年始に立てた目標などは達成出来そうでしょうか?
僕は12月の初旬に今年の目標は達成出来そうです。そして、もう来年の目標も立てました。
今回は目標設定とゴールに関して書きたいと思います。
ほとんどの物事にも活用できますが、リハビリにおいても目標とゴールの設定は大切です。
リハビリが始まり、僕らもお話を聞かせて頂きますが、それを踏まえて時期を決め、目標や最終目標(ゴール)を決めます。もちろん目標なので途中で変わっても構いません。自身でどうなりたいのかを思い描くことが大事です。とはいえ思い描くだけでは到達できないため、僕らがリハビリの中で必要なことを提供し、ご自宅等でも取り組んで頂き、それが形となってゴールに繋がります。イメージとしては、ゴール設定→逆算して必要な事を考える→目標設定→目標達成に必要なものを得るために取り組む→目標達成。これの繰り返しかなと思います。
皆様がゴール達成できるように僕らも尽力させて頂きます。
自身の取り組みが先の自分に繋がると思いますので、取り組みが良ければゴールに繋がりますし、さぼってしまえば、さぼった結果がご自身に返ってくることもありますので、注意が必要です。ゴールを見据えて、逆算して今の自分に何が必要かを考え、取り組めるとゴールに繋がっていくと思います。無理せず、出来ることをコツコツと続けることが大切だと思います。
皆様の目標が達成されることを願っております。
今後ともよろしくお願い致します。
投稿者:
2025.10.21更新
ウォーミングアップについて
こんにちは。理学療法士の宗村です。
スポーツの秋とはいいますが、皆さんは何か取り組んでいますか?
10月になりやっと厳しい暑さも和らいできたので、始めようと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
手頃な運動としてジョギングをされている方が多いと感じます。
始める前にウォーミングアップはしていますか?
特に走る時では腸腰筋のストレッチをしたかどうかでパフォーマンスが変わると感じています。
腸腰筋が硬くなってしまうと、股関節の伸展(脚が後ろにいく姿勢)がやりにくくなります。
そうすると、ストライドが出せなかったり、ストライドを出そうとして反り腰のような姿勢になっていることが多くあります。
そのため、「走っていて腰が痛くなった」、「走ると腰が痛くなる」とパフォーマンスに影響が起きることが多いようです。
腸腰筋のストレッチは、足を前後に開いて、アキレス腱を伸ばすときのような姿勢から後ろの踵を浮かし、後ろ側の股関節の付け根が真下に行くように腰を落とすと伸ばせますのでやってみてください!
この時腰は反らないように注意してくださいね。
これだけでなく他にもたくさん必要なウォーミングアップはありますが、1つここではあげさせていただきました。
怪我なく楽しく身体を動かせるといいですね!
投稿者:
2025.09.19更新
手の母指(親指)の重要性
こんにちは。作業療法士の梅原です。
今回は「手の母指(親指)の重要性」についてお話しさせていただきます。
普段なにげなく使っている親指ですが、これのおかげで人間は進化したと言っても過言ではないくらい素晴らしい部位なのです。
人間が四足歩行から二足歩行へ進化して以降、手は自由を得てさまざまな機能を持つようになりました。たとえば、物を把握する・道具を操作する・物を探る・意味を伝えるなどです。
そのような手の動きで主役といえるのが母指(親指)です。
特に手の機能として基本である「把握動作(物を持つ)」についてお話ししますが、
把握動作を分解していくと基盤といえるのが、「対立運動」です。
対立運動とは、親指とその他の指の先を近づける運動のことですが、当然その中心的役割を果たすのは親指です。
親指単独で活躍することはまれですが、親指はほかの指をリードしながら手として機能を果たしているのです。
また、把握動作を分類すると、
握力把握系、精密把握系、中間把握系、母指不関与系と分けられるのですが、
これらの中で親指が関わらない(対立運動を含まない)のは、その名の通り母指不関与系だけです。
この「母指不関与系」の把握が適用される物は何かというと、「たばこ」くらいしかないと思われます。たばこを吸わない人にとっては生活上ほとんどないと言えます。
手のはたらきにおける親指の重要性、お分かりいただけましたでしょうか。
親指の骨折や母指CM関節症などで親指が使いにくい状況にある方は、その存在の大きさによく気づかされていることかと思います。
なかなか手のこと、特に親指のことを気にする時間はないかもしれませんが、皆様もマッサージやストレッチ、温める、などをしてぜひ気にかけてみてください。
投稿者:
2025.08.17更新
疲れていませんか?
こんにちは、理学療法士の高野です。
みなさんは十分な休息はとれていますか?
最近、リハビリで関わる人の中で、ご自身が疲れているのに気づいていない方が少なくないように感じます。
慢性的に疲れているため、疲れている状態を「普通」と誤認している状態です。
私たちは、大きく変化することに関しては鋭敏に感じることができますが、緩やかな変化に対してはかなり鈍感です。思いっきり走った直後は疲れたと感じとれますが、日々の積み重ねた疲労に関しては「いつも通り」と感じてしまいやすいです。
この疲労の何が良くないかと言うと、健康を意識して運動をしようとしても体力的に余裕がなく遂行できない可能性が大きくなることです。
運動習慣を作る下地として疲れていない状態をまず作るのは大切です。
一般的に1日に必要な睡眠時間は7時間程度と言われています。生まれつきのショートスリーパーは存在するそうですが、後天的にショートスリーパーになることは今のところ学術的には存在しないとされています。
ITが発達しスマホが手放せない、動画を目的なく長く見てしまうというシチュエーションは珍しくないと思います。身体は休めることができているかもしれないですが、脳が働きっぱなしになってしまいます。
自分で疲れてないと感じても、睡眠時間が短くなっていたりするなら、まずは睡眠時間をしっかりとり頭がスッキリさせてみてください。それから、ご自身が楽しめ、長く続けられる運動ができると良いと思います。
投稿者:
2025.07.04更新
マイナ保険証
こんにちは
受付の岡澤です
今年の梅雨は雨が少なく真夏のような暑さが続いていますが、いかがお過ごしでしょうか
今回はマイナ保険証についてお話したいと思います。
2024年12月2日から新規発行・再発行がされなくなった従来の紙の保険証ですが、多くのものは有効期限が2025年7月31日、最長でも12月1日に迫っています。特に、国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入されている方の保険証の多くは、2025年7月31日を有効期限です。
その後は、マイナンバーカードの健康保険証利用(マイナ保険証)を基本とする仕組みに移行しています。
まだマイナ保険証をお持ちでない方については、ご本人の申請によらず、加入する医療保険者から「資格確認書」が交付されます。
この「資格確認書」は政府から無償で交付される医療保険の資格を証明する書類のことです。マイナンバーカードを健康保険証として利用できない方に対して発行され、医療機関の窓口で提示することにより、これまで通り保険診療を受けられます。
当院の受付でもマイナンバーカードは持っているけどまだ保険証として使ったことがないという患者様がいらっしゃいます。
使い方は簡単です!
カードリーダーにカードを挿入。
顔認証または暗証番号を入力し「マイナ保険証として登録する」に同意していただけば紐付けが完了し、どこの医療機関や薬局でも使用できます。
利用に際しては「個別に同意」あるいは「全てに同意」を選択でき、「全てに同意」を選択すれば2ステップで完了します。
マイナ保険証で受付いただきますと、服薬情報も届きますので、お薬手帳の提出が不要となります。
もし入院された時には、高額療養費制度を利用するための「限度額適用認定証」の申請が不要で、病院からの医療費請求額を自己負担限度額までの金額(月単位)にとどめることができ、医療費の窓口負担を抑えることができるメリットもあります。
9月からはマイナ保険証がスマホで利用できるようになると発表されています。スマホをかざすだけで保険証提示が完了できるとさらに便利になりますね。
投稿者:
2025.06.04更新
「辛くて大変な運動」ではなく、「ラクに運動」しませんか?
こんにちは。受付の中村です。
本日はパワープレート(PP)についてです。
【健康のために運動する】と聞くと、どうしても「辛くて大変な運動」をしなければならない
と思う方が多いのではないでしょうか?
実際に、年齢を重ねてから初めて高強度の運動を始めることは、、、難しい、、、ですよね。
パワープレートは特に更年期障害や閉経前後のお悩みを和らげる効果が期待できるとされています。
年齢を重ねていくと、筋力が低下し骨盤底筋が上手く機能しなくなることで、尿失禁や便失禁に繋がります。
もし、【1回20分で、無理のないエクササイズが出来る】と言われたらどう思われますか?
パワープレートを使ったプログラムは、
特に更年期や閉経後に女性が経験する体力面・精神面の浮き沈み等、
心と体の健康を支える上で重要な役割を果たします。
【パワープレートの更年期世代へ期待できる効果】
・骨の健康を維持
・緊張している部位に振動を与えることでのリラクゼーション効果
・自律神経に対して好影響を与えることで、血圧や脈拍の安定がもたらされる
・心臓や血管の健康を維持
・代謝アップによる脂肪減少
・骨盤底筋や体幹へのアプローチ
・体を動かすことによる認知サポート
加齢やライフスタイルの変化とともに起こる【心身の変化や体調】に
今からアプローチしていきませんか。
ご希望の方は医師の診察が必要となりますので、お声がけください。
投稿者:
2025.05.01更新
骨密度検査について
こんにちは
診療放射線技師の谷岡です。
今回は骨密度検査について少しお話しさせていただきます。
骨密度検査は、骨にどれだけのカルシウムやミネラルが含まれているかを測り、骨の強さを評価する検査です。骨粗鬆症の診断や治療効果の評価に役立ちます。
骨密度検査には、手のレントゲン写真を撮り写真の濃淡を計測するMD法や、かかとに超音波を通して超音波の流れる速さから骨密度を計測するQUS法などありますが、当院ではDEXA法といって主に腰と太もものつけ根の骨密度を、エネルギーの低い2種類のX線を用いて計測します。
この検査の時、患者様に、X線を多く浴びていないのか?と聞かれることがあります。このDEXA法では、使うX線の量は胸部レントゲン写真の1/5程度とされています。
ちなみに私たちは、日常生活をしているだけでも自然放射線という放射線を浴びていて、例えば飛行機で日本からニューヨークへ行った時の片道で、胸部レントゲン写真1枚分のX線を浴びるとされています。
DEXA法による骨密度検査で、使うX線量はごく僅かです。
骨密度が気になる患者様には、安心して検査を受けて頂きたいと思います。
投稿者:
2025.03.05更新
パワープレート
こんにちは 看護師の清塚です
皆さんは何かしらの運動はされていますか?
ジム、ウオーキング、自宅で筋トレやストレッチなど様々ありますが、今回は当院にありますパワープレートについてお話させていただきます
パワープレートは3次元ハーモニック振動で全身のトレーニングができるマシンです
1秒間に30回以上の高速振動で体に加速度を与えることができます
加速度はエレベーターで上がったり下ったりするときに体に感じる力のことです
加速度トレーニングとは走ったり重たいものを持って体に刺激を与える代わりに加速度を与えて体を刺激する運動療法です
効果として
①神経細胞が活性化しバランス能力が向上
②筋肉の筋線維が太く大きくなり丈夫になる
③骨が刺激を受けて骨を作る細胞が活発になり骨量が増えていきます
当院で実施されている年齢層は若い方から高齢者まで幅広い方が週1~2回来院されてトレーニングをされています
年齢、体力レベル、ライフスタイルに関わらずすべての人が効率よくトレーニングができるという素晴らしい全身振動マシンとなっています
実施に際して 確認事項等ありますので、まずは診察を受け医師の許可を得てください
実施時間は1回20分、予約制ですが当日に空きがあれば体験もできます
ご興味がある方はぜひお待ちしています
投稿者:
2025.02.26更新
手指の痛みのリハビリ
皆さんこんにちは。作業療法士の西野です。
普段何気なく使っている手ですが、使いやすい形があります。手指のリハビリでは手を使いやすい状態に修正し、正しい使い方を指導させて頂きます。正しい使い方で効率よく動かすことが出来るようになると、負担が減り痛みも減ります。ストレッチやマッサージなどのセルフケアも指導し、良い状態をご家庭でも継続できるよう関わっていきます。
変形してしまった関節をもどすことはできませんが、痛みを減らすことは出来ます。
手指の痛みを仕方ないとあきらめず、ぜひリハビリしたいと診察で気軽に相談してください。リハビリ室でお待ちしています。
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