クリニックブログ

2020.10.16更新

こんにちは。受付の岡澤です。

介護保険制度が始まって今年で20年。
介護保険制度の最終目標は「高齢者が住み慣れた家庭や地域で自立した日常生活を営むこと」です。
当院でも4月より介護保険を利用した通所リハビリを開始致しました。
その中で、クリニックの受付には患者様より、介護保険証は持っていますが、介護保険を使えますかという質問を受けます。
介護保険証は65歳になるとお住いの市町村より郵送されますが、医療保険とは違い、介護保険でサービスを使うには、まず「介護認定」の手続きが必要です。
本人の状態を判断するもので、要介護や要支援の認定が終わるまでおよそ1ヶ月。
ヘルパーや施設を介護保険で利用できるのはそれからです。
自己負担は基本1割ですが、収入によって2割、3割の場合もあります。

申請は介護が必要な被保険者、その家族が行い、市役所の窓口に申請書と被保険者証を提示します。
また、地域に設置されている「地域包括支援センター」では、介護の相談のほか、ケアマネージャー(ケアマネ)が所属する「居宅介護支援事業所」も紹介してくれます。ケアマネは必要なサービス内容を見極め、介護の計画を作り、状況をチェックする専門家です。

「介護は突然やってくる」と言われますが、私の父も脳梗塞で介護が必要となり、福祉用具貸与を利用して車いすとベッドを借り、住宅改修で手すりやスロープも付けました。またレンタルに向かないポータブルトイレも介護保険で購入できたので、とても助かった経験があります。

良い介護を受けられるかどうかは得ている情報次第で決まります。何も知らずに介護に臨むと、余計な負担を背負い、心身の健康を害することになりかねません。

上記のほかにも病院に入院している場合は医療ソーシャルワーカーに介護保険制度やの事や、退院後の介護生活の不安についても相談することができます。
ご自身やご家族に介護が必要になった時には、早めに相談窓口を利用されることをお勧めします。

投稿者: 高見澤整形外科クリニック

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