こんちには。作業療法士の西野です。
現代はパソコンやスマートフォンの普及により、手指の負担が増え、痛みを訴える人が増えています。
手首や指は曲げて使うことが多い為、どうしても手指を曲げる筋肉ばかり多く使い、疲労がたまっていきます。筋肉は収縮することにより(縮んで)力を発揮します。そして、力を発揮した後、ゆるみます。ゆるみますが、筋肉の長さが元の長さまで戻るわけではありません。たくさん使えば使うほど、筋肉の長さは縮みがちになります。縮みしろが少なくなると力が発揮しにくくなり、より頑張って縮まなくてはならなくなり、負担が増えます。
そこでお勧めしたいのが、手指を曲げる筋肉のストレッチです。
肘、手首、指を一緒に30秒しっかり伸ばします。
本来の筋肉の長さをしっかり保つことができます。
筋肉だけでなく血管もストレッチされ、血管の柔軟性を保つことができます。ストレッチにより、血管内で血管拡張物質である一酸化窒素が放出され、血流が良くなるという報告もあります。血流がよくなると疲労も回復しやすくなります。
30秒ストレッチしたら30秒休憩、それを2セット行うのがお勧めです。
ぜひパソコン作業や手先を使う作業の合間にストレッチを、こまめにしてみて下さい。