クリニックブログ

2022.04.19更新

こんにちは。作業療法士の西野美代子です。今回は手指の痛みについて話をさせて頂きます。

手指の痛みや変形をもたらす代表的な疾患としてへバーデン結節(指の第一関節の痛み、変形など)、ブシャール結節(指の第二関節の痛み、変形など)、ばね指(指を動かす時カクンと跳ね上がる)、母指CM関節症(親指付け根の痛み)、手根管症候群(親指から薬指半分、手のひらなどに、しびれや痛み)などがあげられます。
いずれも男性より女性に多いです。
女性の指は華奢で、靭帯も柔らかく繊細な作りにできています。また、女性ホルモン(特にエストロゲン)が減少すると、指の血管の収縮、血流の悪化、指の骨の強度低下、指の関節の靭帯や筋が硬くなる、そして動きが低下することになります。

これらの治療方法として従来、安静、アイシング、 固定(テーピングやサポーター)、内服(漢方や消炎鎮痛剤)、外用薬(塗り薬、湿布)、関節内ステロイド注射 (急性期)、サプリメント、物理療法などがありました。
最近では、富永喜代医師の提唱する10秒神経マッサージという方法もあります。神経に刺激を加えると、痛みの情報伝達がブロックされ痛みを感じにくくするという方法です。
この10秒神経マッサージの後は痛みが減り、手指の曲げ伸ばしもスムーズにできるようになります。

当院ではリハビリで10秒神経マッサージの指導も行っています。セルフマッサージの指導、日常生活のアドバイスなども行い、20分週1回、3回前後となっております。
痛みが強い方は是非診察の際、リハビリの相談もしてみて下さい。皆様の快適な生活をサポートできるよう、リハビリスタッフ一同お待ちしております。
リハビリに来る時間のない方は薬、注射、サポーター、サプリメントなどの相談をされてみてはいかがでしょうか。

投稿者: 高見澤整形外科クリニック

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