クリニックブログ

2020.12.18更新

診療放射線技師の森田です。
今年も寒くなって、いよいよ残りわずかになりました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今年は新型コロナウイルスのことで色々と振り回された年でもありました。来年も不安で落ち着かない年になりそうかと思います。
そこで、身体の免疫を上げる効果のある空腹の健康効果についてお話してみたいと思います。

人は病気、例えば風邪に罹ると体温が上がり食欲不振になり、白血球の働きが活性化されます。体温上昇・食欲不振、これは身体の防衛のためにウイルスや細菌に対する臨戦態勢を整えることになります。

食欲不振は空腹を維持し、血中の糖分が無くなります。白血球の餌がウイルスや菌だけになるのか、それとも細菌の餌が減り増殖を抑える効果があるのかは分かりませんが結果的に空腹が白血球の能力を強化することに関係しているようです。

1999年にマサチューセッツ工科大学でサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)が発見され、それが空腹において活性化され、長寿に効果のある研究報告が世に出て定説となっています。

力士は朝食を取らないそうで1日2食です。朝稽古はパワーと瞬発力、そして集中力は空腹のほうが発揮できるようです。

いわゆる、少食な有名人で1日1食等を実践されている人が多数いますので調べてみました。
ビートたけし、タモリ、水谷豊、高橋克典、GACKT、京本政樹、福山雅治、高橋一生、ジャパネットたかた初代社長、片岡鶴太郎、西川貴教、千葉真一、辰吉丈一郎(ボクサー)、内村航平(体操選手)、未唯(ピンクレディー)
一般的には男性のが大食ですから男性ばかりですね。

そして、2020年の平均寿命 女性87.45歳、男性81.41歳
2016年の健康寿命 女性74.79歳、男性72.14歳
このデータから平均寿命は女性が大きく男性を引き離しています。
しかし健康寿命は男性が大きくその差を縮めています。
健康寿命の差があまり無いのは、女性と同じように男性が加齢で食が細る傾向があるからでしょうか。

腹八分目で医者いらず」のことわざには続きがあるそうです。
ネットで調べてみると興味深いので是非調べてみて下さい。

僕は1日2食+αで、夜遅くまで起きていると1日3食を超えることがよくあるせいか、最近は太ってきました。なので、1日1食+αに変えて健康的に瘦せようと計画しはじめました。昼は消化器を休めていますので特別に睡魔に襲われることはありません。空腹感は糖分を少量とることで解消されますが、僕は独自で茹で卵1個で済ませています。

皆さんも思うところは、それぞれあると思いますが、1日1食を実践されている有名人の多くがほぼほぼ、風邪を引かないそうで体型も理想的だと思います。

来年からコロナワクチンが打てるようになりますが、副作用について不安をお持ちの方には、自己免疫の上昇について、一つの視点で参考になれば幸いです。
少食による健康法などの書籍はネットで調べれば幾つか上がりますので、興味がある方はそちらを参考にして下さい。

それでは、よいお年をお迎えください。

 

投稿者: 高見澤整形外科クリニック

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