こんにちは、理学療法士の高野です。
みなさんは十分な休息はとれていますか?
最近、リハビリで関わる人の中で、ご自身が疲れているのに気づいていない方が少なくないように感じます。
慢性的に疲れているため、疲れている状態を「普通」と誤認している状態です。
私たちは、大きく変化することに関しては鋭敏に感じることができますが、緩やかな変化に対してはかなり鈍感です。思いっきり走った直後は疲れたと感じとれますが、日々の積み重ねた疲労に関しては「いつも通り」と感じてしまいやすいです。
この疲労の何が良くないかと言うと、健康を意識して運動をしようとしても体力的に余裕がなく遂行できない可能性が大きくなることです。
運動習慣を作る下地として疲れていない状態をまず作るのは大切です。
一般的に1日に必要な睡眠時間は7時間程度と言われています。生まれつきのショートスリーパーは存在するそうですが、後天的にショートスリーパーになることは今のところ学術的には存在しないとされています。
ITが発達しスマホが手放せない、動画を目的なく長く見てしまうというシチュエーションは珍しくないと思います。身体は休めることができているかもしれないですが、脳が働きっぱなしになってしまいます。
自分で疲れてないと感じても、睡眠時間が短くなっていたりするなら、まずは睡眠時間をしっかりとり頭がスッキリさせてみてください。それから、ご自身が楽しめ、長く続けられる運動ができると良いと思います。