こんにちは、理学療法士の高野です。
歳を重ねるうちに立場も上がり、人に何かを教えることが増えてきてしまいました。言い換えると、人の成長に触れ合う機会が多くなってきました。同じように人を育てる立場の人や、今まさに何かを学ぼうとしている人達と一緒に悩みを共有できたらと思い今回のブログを書かせていただきます。
僕は、漫画や小説に触れるのが好きで、そこから学びを得ることも少なくありません。人の成長に関しても多くの学びを得ています。悩んだ時は、漫画や小説(時には伝記、研究論文)などから参考になるものはないかと振り返ることがあります。
その中で一番、人の成長に関して参考にしている漫画は字面がよろしくないので、今回は他の作品の話をしようと思います。
(ちなみに一番は、週刊少年ジャンプに連載していた「〇〇教室」の「優れた〇〇屋は万(よろず)に通じる」って言葉が好きなんです。)
さて、今回は「ドラゴンボール」という作品の「亀仙流の教え」から人の成長にどう関わるのが良いかを考えてみましょう。
「よく動き、よく学び、よく遊び、よく食べて、よく休む」
小学生の頃にこの言葉を見た時に感じたのは「遊んだり、休んだりする時間がもったいない」と感じたものです。
限られた時間を有効に使うには、「とにかく動く」「とにかく学ぶ」が良いと信じていました。他にも同じように感じる人は少なくないかと思います。
「良い成績を残したい」「良い結果を出したい」「色んな人に認められたい」「良い学校に入りたい」そんなことを考えてただがむしゃらに頑張る。それが正しいと。
ある程度までは、これで頑張れると思います。ただし壁にぶつかった時にどうなるでしょうか?
「動く」「学ぶ」を頑張ることしかしてこなかった人は、どうするでしょうか?
ただ愚直に頑張り続け、壁をなんとか乗り越えようとするのではないでしょうか?
壁を越えられるまで頑張り続ける。越えられなければ、さらに頑張る・・・。
それでは「遊ぶ」もしていた人はこんな状況をどう乗り越えるでしょうか?
目の前に壁があるなら、壁がない場所がないか探したり、壁を階段状に加工して自分が超えられる形にするなど、他の手段を探すでしょう。真面目に頑張り続けた人から見たら「ずるい」でしょうが、社会のルールに触れなければ問題はないでしょう。
次に「休む」をしていた人なら、自分の身体や心の疲れに向き合う時間ができるでしょう。その中で自分の足りない部分は何かを知り具体的な改善点を考え、効率的な問題解決方法が浮かぶかもしれませんね。さらに、休むことで壁の全体像を確認する余裕もでき、広く物を見て壁の乗り越えやすい場所を見つけられるかもしれないです。
「食べる」に関しては、身体づくりの根源になり、集中して作業したり、勉強したりするのに必要ですね。ですが現代では、食べ過ぎにも注意してバランスよく身体や頭を働かすのに十分な栄養を過不足なく摂りたいですね。
がむしゃらに頑張ることは、やっている手応えはしっかりありますが視野が狭くなってしまう可能性が高いと思います。視野が狭く、いま手をつけていることで精一杯になるでしょう。遊びの中から違ったものの見方を学べたり、休んで立ち止まることで自分や問題をゆっくり観察する。大きな壁を越えるには、こういった心に余裕を持てる状況が必要なのかもしれませんね。
最後に、武天老師様(亀仙人)は他にもこのようなことを言っています。
武道を習得するのはケンカに勝つためではなく
ギャルに「あらん、あなたとっても強いのね〜ウッフーン」と言われるためでもない!
武道を学ぶことによって心身ともに健康となり、それによって生まれた余裕で
人生を面白おかしく、はりきって過ごしてしまおうというものじゃ!
人と競ったり、誰かに認められたりすることを目的にしない。自分の心身が健康で余裕を持つ。そのうえで自分の人生を楽しみ、人のために頑張ることを示していると思います。
人が成長するためには、直接的な技能指導、知識指導だけでなく、心身の余裕を持ちながら人生を楽しみ、焦ることなく安心して休息を取れる環境を整えることが大事なんでしょうね。
武天老師様(亀仙人)のように凄ぶらず、威圧せず、一見抜けてるけど弟子の心の支えになるような、そんな存在になりたいものですね。









