こんにちは!
理学療法士の對馬(つしま)です。
今回は、「膝関節」に絞ってお話したいと思います。
「もうO脚と言われているから」、「変形してしまっているから」と、痛みを諦めている方はいらっしゃいませんか?
そもそもO脚に変形する理由は何だと思いますか?
様々なものありますが、理由の一つとして「動きのクセ」の影響がとても大きいと考えています。
その「動きのクセ」とは?
一つとして、「O脚方向への体重の掛かり方」をしている事が挙げられます。
それは、どういったものなのか?
歩行時の
○後方重心
○重心移動の遅れ
○変形側の足に体重が掛かっている時間が長い
○重心が外にぶれやすい
○歩きのリズムが途中で止まったりする
など
実は、一言でO脚と言っても、膝自体の動きよりも、様々な「身体全体の動き」の影響が関わってきている事が非常に多いです。
また、その動き自体は、足元にも余計な動きを生み、外反母趾などの足指の変形や、足裏のタコ、魚の目なども引き起こしやすくなり、その変形自体がまた重心移動の動きを滞らせ、さらに膝に負担が掛かる、というように負の循環を生んでしまいます。また今回は「O脚」に焦点を当ててお話させて頂いていますが、このような動きのクセは、O脚だけでなく、股関節周囲や腰、さらには首や肩周りにも影響を及ぼしやすくなります。
このように「身体全体の動き」が崩れていると、関節に真っ直ぐに体重がかかりにくい為、より変形を助長しやすくなりますし、変形のない方であっても、膝周りの筋肉や神経などの、軟骨以外の部分に負担が掛かって痛みが出やすくなります。
逆に、すでに変形している方でも、動きが改善することで、変形はそのままであっても負担が軽減することで、痛みも軽減する事があります。
当院では、この「身体全体の動き」を改善するために、インソール(中敷き)を理学療法士がオーダーメイドで作製しています。インソールは、履いて過ごすだけで、勝手に悪い動きのクセが改善の方向に向かっていきます。
動きの改善にあわせて痛みも取れてしまう方、痛みの軽減を自覚するまでに時間が掛かる方など、それまでの経過によって個人差はありますが、実際に動きのクセが改善してくると「O脚だから仕方ない」とか「もう軟骨がなくなっているから」と仰っていた方が、「軽くなってきた」とか「痛みがほとんど感じなくなった」といった声も聞かれています。
一度、理学療法士の作製するインソールを、体感してみませんか?