クリニックブログ

2017.11.25更新

11月18日(土)当院にて「転倒予防講習会」が開催されました。

内容としては、
・転倒する原因や、転倒しないための知識についてのお話
・簡単なテストによる転倒リスクの確認
・転倒しないための運動
などを実施させて頂きました。

 転倒リスクは高齢者になるほど増加し、高齢者の3人に1人は「1年に1回以上転倒する」と言われています。
また、転倒、骨折は介護が必要になった原因の11.8%を占め、4番目に多いとも言われており、転倒をできる限り予防する事が大切になります。

転倒の要因は大きく分けて内的要因外的要因の2つあると言われています。内的要因は、ご自身の筋力、バランス能力の低下。外的要因は、おかれている生活環境が原因とされています。

内的要因に対しては後ほど紹介する運動などを行い、筋力低下やバランス機能低下を防ぐ事が大切になります。
外的要因に対しては部屋の配置を工夫する事や、照明を明るくする事、滑りやすい床を避けるなどの環境整備をすることにより、転倒する可能性を減少させる事が大切になります。

 自身の転倒リスクを確認する方法の1つとして、「Times Up and Go テスト」があり、当日はこのテストにより、参加者の転倒リスクを確認させて頂きました。

方法は簡単で椅子に座っている状態から立ち上がり、3m前方に置かれている目印を周り、再び椅子に座るまでの時間を測定します。

転倒転倒

※このテストのタイムによって、転倒予防に必要となる運動の種類が異なると言われています

転倒

◯テストのタイムが11秒未満の人は「二重課題処理能力」の運動を行うと、転倒予防に繋がると言われています。
※二重課題とは、2つあるいはそれ以上の事を同時に行う事です。
※このトレーニングは半年程度継続して行う事で二重課題処理能力が向上し、転倒リスクが軽減すると言われています。

転倒

◯テストのタイムが11秒以上だった人は「筋力強化」の運動を行うと、転倒予防に繋がると言われています。
筋力強化の部位としては、足首や足の指の機能を向上させる事に加え下肢全体の筋力強化などが重要と言われています。

運動

運動

スクワットなどの筋力強化は、10回行える程度の負荷量を1セットとして行い、1日で3セット程度1週間に3日以上行う事で効果が得られると言われています。

今回紹介させて頂いた運動は1つの例ですが、このような運動を行う事に加え、家具の配置や照明の明るさなどの環境整備を行う事で、転倒リスクを減少する事ができればと思います。

今後も地域の皆様の健康維持・増進や、その人らしい生活を送るためのサポートをさせて頂ければと思います。

次回は12月16日に同じ内容で2回目が開催されますが、すでに定員に達してしまいました。申し訳ありません。
※12月16日はキャンセル待ちを1名のみ受け付けております。TEL:042-401-1341

今後とも宜しくお願い致します。高見澤整形外科クリニック

 

 

 

 

 

投稿者: 高見澤整形外科クリニック

2017.11.01更新

頚部研修について


こんにちは。理学療法士の荒井です。

10月17、18日と2日間、運動器スペシャリスト実技講習会に参加してきました。

運動器疾患に対する機能解剖から、身体機能の評価や治療法に至るまで丁寧に指導して頂きました。

今回は頚部に特化した講義で、今まで学んできた内容よりも細かいところまで分かりやすい解説で、自身の知識を深めることができました。頚部の機能解剖はもちろん、頚部と頭部の位置関係やストレートネックによりどのような影響を及ぼすのか、それを改善するための評価法や治療をデモンストレーションしていただきました。実際に受講者同士で触診や練習をすることで実戦に近い技術を学ぶことができ、とても有意義な研修となりました。

今回の研修を患者様に少しでも還元できるよう、治療に活かしていきたいと思います。
 


 

投稿者: 高見澤整形外科クリニック

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