クリニックブログ

2021.06.22更新

皆さんこんにちは.
理学療法士の石垣です.
梅雨に入り,気温の高い日も増えてきましたね.
しっかり水分補給を行って熱中症には気を付けてください.

今回はストレッチのお話です.
リハビリの際,
運動しているのになかなか痛みが良くならない
というようなお声をいただくことがあります.
1日1万歩歩いている方,毎日スクワットをしている方など,運動を意識されている方はたくさんいらっしゃいます.
しかし,意外と見落としがちなのがストレッチです.
身体を維持していくうえで筋力は必要ですが,ガチガチの筋肉では本来の力が発揮されず,とてももったいないです
今回は,デスクワークの方や,テレビを見ながらでもできる簡単なストレッチをご紹介します.


【ハムストリングス】
 太ももの後ろについているハムストリングスは,骨盤から膝のほうまで続いています.したがって,この筋肉が固くなってしまっていると,骨盤を引っ張ってしまって姿勢が悪くなったり,膝への付着部,特に膝の内側部痛に繋がりやすくなります.

ストレッチ方法
1) 座ったまま片脚を投げ出し,膝を伸ばします.
2) 骨盤をしっかり立てます.
3) 背中は丸めず,おしりを突き出すようにして,股関節から曲げていきます.

 


【梨状筋】
梨状筋はおしりの奥にある筋肉で,近くに坐骨神経が通っています.したがって梨状筋が固くなっていると,おしりのあたりの痛みや脚の痺れなどに繋がります.

ストレッチ方法

1)座ったまま足首を膝に乗せるように脚を組みます.

2) 骨盤をしっかり立てます.

3) 背中は丸めず,おしりを突き出すようにして,股関節から曲げていきます.

 


【広背筋】
広背筋は腕の骨から骨盤のほうにかけてついている大きな筋肉です.したがって,広背筋が固くなっていると腕が挙がりづらくなったり,背中の凝り,腰痛などに繋がります.

ストレッチ方法
1)座ったまま手首をつかみ,対側に引っ張ります.肩が痛ければ腕を少し下げた状態でも大丈夫です.
2)骨盤の付着部と腕の付着部を引き離すようにして伸ばします.

 


これらのストレッチを行うポイントは,20~30秒間(このくらいの時間伸ばすことでストレッチの効果が発揮されるという文献が多いです!!)ぐーっと気持ちいい程度に伸ばすことです.
リハビリするほどではないけど膝が痛い,腰が痛いという方は,一度試してみてください!

投稿者: 高見澤整形外科クリニック

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